自分の限界を知る事って大事だと思います。

お酒の限界を知っているかどうかだけでも、宴会での振る舞いがだいぶ変わってきます。

こので扱うのはもっともっと広い範囲の限界ですが、久々にAmazonの評価で星5をつけるほどおもしろかったです。


タイトルにも書いてあるとおり、内容は不可能性定理・不確定性定理・不完全性定理の3つの定理を中心に人間の理性の限界についての言及が進められていきます。

中には難しい話も出てくるのですが、様々な学者や運動選手や大学生などの一般人の議論形式になっていて、わかりにくいところは再度例え話で説明する形になっているので楽しく読んでいけました。

 

様々な学者の議論の中で、どんな学問も完全では無いんだなって事を考えさせられます。

わからない事のどんどん増えている世の中ですが、わからないことが定理になっているとわからなくても当然なんだと感じさせられました。

どのような点で議論がわかれているかについても、各学説の立場からの議論があるのも良かったと思います。

 

自分が 基的に理屈っぽい人間なので、その限界を知っていてどのように論点が別れるか知っている、という事は当に大事なことだと思います。

特に不確かな事についてグルグルと考えているのは精神的に良くないので、論点がわかれる部分を明確にしておくのは精神的にも安心できます。

 

最後の方にも書いてありましたが、なぜこのような大事なことを一般の人の間で知られていないのか疑問に思いました。

書では

一般の人々が日々の生活に追われていて、多くの研究者や学者でさえ、すぐに結果に到達できるような、成果の出しやすい問題ばかり追いかけているからだと思います。

と書かれていました。

当に人生で大事な事って簡単には手にはいらないんですよね。

書は限界という切り口で各学問の入門をわかりやすく、おもしろくまとめてあって当にオススメです。